健康寿命を維持するには結局何が必要なのかを考えてみました(健康寿命その3)
今回は『結局のところ,健康寿命の維持には何が必要なの?』というテーマを扱います。
健康寿命を維持するには,立つ,歩くなどの日常生活を普通に行い,転倒などによる怪我を回避できる筋力と柔軟性を保つことが必要です。
そして,これらの維持には日頃のトレーニングが必要です。
ところが,実際にやってみると,きつい,つまらない,面倒くさい!
で,結局やめてしまう。
というわけで,トレーニングを継続するには,強い『動機付け』が必要になります。
『●●●だから楽しくてやめられない!』の●●●の部分ですね。
●●●を『健康寿命を維持するため』、『疲れない体にするため』など,将来の目標にしてしまうと,おそらく長続きはしないと思います。
トレーニングが義務になり,負担になるからです。
僕は,トレーニング自体を『楽しむ』ことが最大の動機付けになると思います(月並みですが)。
つまり,将来の目標ではなく,今の状態にフォーカスするのです。
なので,体を動かすことならば何でもいいので『やってみると楽しい何か』を見つけることが必要です。
僕は,ヨガをお勧めします。
なぜならヨガは,筋力と柔軟性をバランス良く高める運動(←注を参照)であるのと同時に,深くやり込むほど自分の考え方や心のあり方をまるっと変えてしまう奥深いものだからです。
ポーズもたくさんあるので,より難易度の高いポーズに次々とチャレンジすることもできます。
ハマればハマるほど味が出て,より抜け出せなくなります。
(注)純粋に筋力だけ,または柔軟性だけを追求するならば,ヨガよりも効率のよい運動はたくさんあります。
僕もかつては大の運動嫌いでしたが,ヨガを始めてからは身体が驚くほど柔軟になり,体幹の筋力がつき,体をコントロールできるようになりました(まだまだ不十分ですが)。
で,さらにヨガを上達したいと思い,筋トレもするようになりました。
このように,いったん体を動かす楽しみを覚えれば,運動が習慣化するだけでなく,他の運動にも興味が出てくる…,というような『正の連鎖』が生まれたのです。
結局,いろいろとありつつも,ヨガ+筋トレは10年近く続けています。
ちなみに僕の父はもうすぐ84歳になりますが,市内の名所巡りが好きで,運動を兼ねて自転車や徒歩で名所を巡っています。
これも,楽しみながら健康寿命を維持する一つの方法です。
今回のポイントは,
・継続的な運動習慣には『動機付け』が必要!
・そのために『やってみて楽しい何か』を見つけよう!
・ヨガがお勧め!
という内容でした。
写真は中之島から見た朝焼け。
この場所は朝焼けや夕焼けで時に素晴らしい景色を見せてくれます。